2010年04月23日

オパール 自然が生んだキャンバスの芸術

オパール

他の透明感のある宝石類とは一線を画す宝石のひとつがオパールです。

原石から取れる中でもガラス質で光沢があり、キャンバスを鮮やかな絵の具で飾られたような、「遊色」と呼ばれる綺麗な斑が現れるものが宝石にされます。

このルースの価値は、光沢があるのは当然として、他の宝石と同じようにカラット(重さ)も大事ですが、「遊色効果」が重要な位置を占めています。

遊色には、レッド・ブルー・グリーン・イエロー、及びホワイトなどがあり、特に赤色を多く含んだ鮮やかな虹色が浮かび上がるルースは、とても高価なものになります。

なにか戦隊ヒーローといっしょですね!


オパールにも様々な種類があります。
比較的安価で、且つ綺麗な「クリスタルオパール」というものは、その名の通り透明な地の中に様々な色の斑が現れたもので、別名「ウォーターオパール」とも呼ばれます。

産地はメキシコで、このメキシコ産には、ファイヤーオパールと呼ばれる、どちらかと言うと他の宝石に似た全体がオレンジ色をしたオパールもあります。

ファイヤーオパールは単色系が多いですが、遊色の斑が現れるものもあります。

オパールはオーストラリア産が有名ですが、オーストラリア産の平べったいルースと違いこのメキシコ産のオパールは、もう少し球形・楕円形に近い形をしたものが多いです。
また、ファイヤーオパールは他の宝石と同じような「ファセットカット」を施される場合も多いですが、クリスタルオパールは「カボッション」の場合が多い。


オパールの王様?はオーストラリアの「ライトニングリッジ」で採れる「ブラックオパール」」です。

その遊色の美しさは、他の宝石にはない独特の魅力があります。日本でもとても人気のあるルースです。

ブラックオーパールの裏面は、母岩がそのまま見えている場合がほとんどで、黒っぽい濃いグレーの色をしている場合が多い。
オパール全体にいえることですが、宝石となる部分が大きく採れる訳ではなく、母岩に薄く堆積された貴重なものだからです。

「ボルダーオパール」も母岩に宝石の部分が薄く堆積されたもので、母岩が部分的に見えたパーシャルなルースも普通に取引されています。

ブラックオパールもボルダーオパールも、その宝石部分は帯状?のものが、積み重なったものと言っていいかも知れません。


このオパールには「タブレット」「トリプレット」という、2層・3層に張り合わされて人工的に美しく魅せたものがあり、安価で雰囲気を味わえるものとして沢山出回っているようです。


オパールは珪酸鉱物であり、強度的には弱く、水分・温度の変化にも弱いのでその点を注意して取り扱わなければなりません。
posted by マーキス at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | オパール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。