2010年04月16日

情熱の赤 ルビー

コランダム

ルビーはコランダムという鉱物の一種です。
実は純粋なコランダムは無色で、僅かにクロム等を含みルビーやサファイアなどのカラーストーンの宝石となります。

クロムが1%ほど含まれて赤い色をしたものがルビーで、それより少ないものは薄い赤色となり(つまりピンク)、それは「ピンクサファイア」と呼ばれます。

つまり、赤い色をしたコランダム以外の多くはサファイアと呼ばれる場合がほとんどで、鉄とチタンが混ざると「ブルーサファイア」となります。

アルミ酸化物でクロムの微妙なバランスが色の起源となるルビーは貴重なものであり、特に大きめの石でインクルージョンの少ないルビーは稀で、大粒でクラリティーの高いルビーはかなりの高額になってきます。

大きさとクラリティーのバランスによっては、ダイヤよりも高額になる場合もあります。


ピジョンブラッド

ルビーの色も産地により若干異なり、特に有名な深くテリのある赤色した、「ピジョンブラッド」と呼ばれるルビーは、ミャンマー・モゴック産です。

たまに「ピジョンブラッド」の名前を使って高額で売りつける業者もいるようですので、注意が必要です。

「ピジョンブラッド」はあくまでも通称であり、学術的な名称でもありませんし、鑑定の正式な?記載方法にもなっていません。


宝石の価値を見極めるのは難しいですが、「色の鮮やかさやテリ」、「インクルージョンの有無・度合い」、「加熱処理か非加熱か」など、名称に紛らわされない判断が必要です。


大粒で「透明度」があり、誰が見ても魅力を感じる鮮やかなルビーを発見した場合は、「買い」(笑)でしょう。
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2010年04月17日

サファイア 誠実と信頼の深き 青い惑星

コランダム2

コランダム系の双璧、サファイアは誰もに好かれている石です。
ルビーの赤以外のコランダムをおおよそサファイアと呼びます。
同じコランダムのルビーと並び、モース硬度はダイヤモンドに次ぐ硬さで「9」です。

サファイアの代表的な色はもちろんブルーです。

俗に「コーンフラワーブルー」と呼ばれる、やや深みのある濃い目の色合い、且つ、深さの中にも透明度の高い鮮やかな色が最高とされています。

ミャンマー・スリランカ・インド・タイ・オーストラリア等が産地ですが、インドのカシミール産のサファイアがもっとも美しく最高とされています。

「コーンフラワーブルー」と呼ばれる色目のサファイアはカシミール産です。
標高5千メートルの所で発見され、採掘されていましたが、現在では採掘が行われていないそうで、大変貴重なものとなっています。

ちなみに、カシミール地方は、「インド・パキスタン・中国」に跨る地域です。

他のカラーストーンと同じように、ミャンマー産のサファイアも評価が高く、セイロン産(スリランカ)のサファイアの評価も高いです。
「色目・テリ・透明度」の高い良質な原石が採掘される地方なのでしょう。

また、加熱処理されていないことが、価値・価格に大きく反映されることは間違いのないことです。
(通常は市場に出回っている殆んどが処理石なので、加熱処理されたものでも、インクルが少なく質の良いもので大粒のものは、ある程度の高さで取引されています。もちろん非加熱且つ良質なものほどではありませんが。)


ファンシーサファイアとパパラチアサファイア

ブルーの色目以外のサファイアをファンシーサファイアと呼んでいます。イエロー・ピンク・グリーン・バイオレット・ブラックなどで、それぞれに魅力がありますよ。

なかでも、ピンクがかったオレンジのサファイアで、「パパラチアサファイア(パパラチャサファイア)」と呼ばれるものがあり、高額で取引されています。
パパラチア(パパラチャ)とは、スリランカの方の言葉で「蓮の花」の意味です。(シンハリ語?)

ピンクが強すぎてもオレンジが強すぎてもだめです。その微妙な色合いが、パパラチアサファイアの魅力とされています。

日本では「日本宝石学協会」がパパラチアサファイアの鑑定での第一人者と云われています。


パパラチアサファイアは元々はスリランカ産のみでしたが、後にマダガスカル産で大量に産出されました。
ですが、マダガスカル産は特殊な加熱処理により、ピンクサファイアを色づけしていたのが発覚したため、世界的に信用をなくしたようです。

現在では、その鑑識・鑑別がされるので間違いはありませんが、スリランカ産がやはり本命といえるでしょう。


パパラチアサファイアのことは別として、マダガスカルからは、ルビー・サファイアの鉱脈が発見されて以来、イエロー・ピンクの良質のサファイアが産出されています。


どの色目にしろ、良質なサファイアは大変魅力的で貴重、且つ高価な宝石です。

その魅力と価値は今後も変わらないでしょう。最高の色目と透明度とテリのある、シルクの輝きの素晴らしいサファイアを見つけたら、財布と相談しながら即買い(こればっか(笑))です。









ラベル:サファイア
posted by マーキス at 12:06| Comment(0) | TrackBack(0) | コランダム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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